寒さに立向かおう!①

さて、早いもので2月も中旬です。日は長くなってきましたが、それでも冬の寒気はまだまだ続きそうですね。
このように寒さが増してくると起こりやすいのが下記の症状です。
【冬によく出る症状】肩こり・頭痛■腰痛■肌荒れ・不眠・生理痛・生理不順・手足のしびれやだるさ・むくみ などなど
どうして寒くなると、こうした症状が出やすいのでしょうか?キーとなってくるのは「冷えと血行」です。
季節と季節の移り変わり…春:「暖かくなってきたな~」夏:「暑くなってきたな~」
秋:「涼しくなってきたな~」冬:「寒くなってきたな~」
と肌身で感じることで、季節が移ったな…と実感することができます。季節の移り変わりというものは徐々に気温が変化していくものだと…そう考えてしまいがちなのですが、ここ近年はドカンと変貌するようになってきました。10月なのにまだ暑いな~と思っていたところが、不意打ちのようにある日を境に一気に冷え込むようになりました。こうした不意打ちが起こるとやっぱり体に支障をきたしやすくなります。具体的には血液循環を悪くし、身体の冷えに繋がっていきます。また2月は1年で一番気温が下がる時期です。寒さによる血行不良が肩こりや腰痛の原因になるわけです。
寒さを感じ始めると首を「ギュッ」と縮めたり、背中を丸めこんで「ギュッ」と防御態勢をとったり、この筋肉を「ギュッ」と必要以上に無闇に固めてしまいます。するとこれが原因で血管を縮めてしまって、そのことで血行が悪くなり、結果疲労物質を溜めて肩こり腰痛を招きます。冬を元気に温かく過ごすには、「対策」をもって立ち向かいましょう!
■服装を工夫・対策!
お出かけする時には、とにかくガッチリと鎧のように防寒着に身を包みたくなるのですが、ここはバランスを重視するとよいでしょう。
ウェアは厚く、インナーは薄く…体温調節をしやすい形が理想的です。
まず上着。上着は基本的に風の通さない物が基本です。ダウンジャケットのような軽い上着であれば長時間着ていても肩がこることはありません。
その下のインナーは寒さが苦手な方だと特についつい何枚も重ね着してしまいたくなりがちなのですが、勇気をもって薄着にします。ハイネックのセーターやヒートテック効果のあるシャツ、保温効果のある効率のいい服を装備します。
えっ薄着ぃ~?と思われるかもしれませんが、薄着がお勧めなのは、3つの理由があります。
①着込み過ぎてしまうと背中など汗をかいてしまう。お出かけ先で「あれ、ちょっと着すぎたかな?」と思ったことはありませんか?ポカポカしてくると、それを冷却しようと身体は汗をかきはじめるので、これが知らず知らずに、必要以上に冷えてしまって、その結果、風邪をひきやすくなってしまいます。

②体を動かしているうちに身体はどんどん温まる。歩いたり身体を動かしていく内に5分、10分後には体がどんどんポカポカしてきます。寒さを全く感じないぐらい着込んでしまうと、①のように汗をかいてしまいます。したがってお出かけのスタート時点はむしろ多少寒さを感じるぐらいが実はベスト!
「放熱」することも視野に入れた構成の装備にします。

③ おでかけ先の室内施設に入ると、暖房がかなり効いている。これはお出かけする理由にもよるのですが、これがショッピングだったり屋内の施設に向かうものであれば、大概そこでは暖房がガンガンに効いています。暖房と防寒着のダブルパンチで結果①のように汗をかいてしまうんですね。また着込みすぎた場合、暑くなると上着脱ぐほかなくなってくるのですが、インナーが薄着であれば上着のジッパーを解放して通気性を良くするだけでも、放熱の効率がよいのです。
また薄着でもマフラーなど…首元を温めるようにするとあら不思議!寒さがあまり気にならなくなってきます。なおかつ寒い場合は頭を温めるニット帽をかぶったり、帽子は嫌だという方はイアーマフラーがお勧めです。イアーマフラーはイアホンのようなものを想像してしまうのですが、耳だけぽっこりつけられるものが主流になってきているので、ヘアースタイルが乱れることはありません。
最後に足元です。冷えは足元から来る事が多いので、足元はしっかり対策します。
ズボンであれば、ズボン下は欠かせられません。また足の裏も汗をかきやすく、それが原因で靴下が蒸れてしまいます。これをずっと放置してしまうと冷えに繋がるので、気になる方は靴下の変えも持っておくと安心です。また女性の方ですと、ハイヒールやつま先の開いたサンダルは冷えと締め付けのダブルパンチで自分から血行を悪くしてしまっているようなものなので控えた方が無難でしょう。
さて、 ここまではあくまで外出時、体を動かすことが前提な場合での服装対策でした。
これがオフィスワークになってくると、じっと体を動かさずに作業をすることになるので、自然とポカポカしてくることはなかなかありません。
もっとも室内なので暖房が効いていると思いますので、そこまで着込む必要はないでしょう。しかし、寒気というものは低い位置にこそたまるものです。冷えやすく手薄になりやすいのが足元です。特に足の冷えは対策が難しいです。
ヒザかけは基本だと思いますが、靴下を重ね履きしたり、防寒スリッパに履き替えたり、その防寒スリッパにカイロを仕込んだり…といろいろ方法があるかと思います。
かくいう私はまだ試しておりませんが、最近テレビで紹介されていた方法で、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。電気やガスなどのエネルギーを節約して住まいを快適にする方法を研究している東京都市大学の宿谷昌則教授が提唱していた方法…「アルミホイル」を足に巻いて、スリッパを履くと全然違うそうです!それもそのはず…アルミホイルは「宇宙服」にも使用されているそうで、-100度になることもある宇宙空間でも体を冷気から守る保温力があるそうなんです! アルミホイルは100均にもありますし、どうかオフィスで働くみなさん、試してみてくださいね!
以上、今回は服装に関しておそらく既出かと思われますが、提案してみました。
きっとみなさんもさまざまな工夫をなされていることだろうと思います。
つらい季節をじっと守りに入るのではなく、対策をもっていろいろ自分で実験しながら対処する…こうした試行錯誤をしていると寒くてつらい季節もなんだか楽しくなってきませんか?やっぱり、楽しむことこそ元気の根源ですよね!