交通事故では体のどこの部分を打ったか分からない場合があり、治療を行うために脳神経の専門の医療機関でMRI画像を撮るなどの検査が必要と判断される場合があります。無論、この検査で異常なしといわれる可能性もありますし、そのときに異常なしと言われていても後日何らかの症状が出て治療が必要になる可能性もあることから、交通事故後もしばらくの間は経過観察で様子を見ることになるでしょう。
治療は専門の医療機関でも接骨院などでも行える場合がありますが、MRI画像が撮れる医療機関は限られますので、接骨院などをメインでかかる場合は、その医療機関と両方を受診していくことになります。
交通事故時の検査や治療に必要な費用は、交通事故での示談内容にもよりますが、相手側に非がある場合は相手側が対応することになりますし、こちら側に責任が多いとされる場合は保険会社などに依頼することになります。いずれにしても原則健康保険証での受診はできないとされていますので注意が必要です。このことは医療機関だけでは無く接骨院などの治療でも同様です。
いずれにしても頭部の検査などは、事故後しばらく経ってから症状が出ることがあるので、一回診てもらってそれで終わりとなるケースはなかなかないのが現実です。しかもこの脳の検査費用は健康保険証が使えなければ1回に付き1,2万円程度かかるため一般的に高額であるため、保険会社との連絡等のやり取りが重要になります。