事故後のMRI検査で異常なしといわれたことについて

交通事故では体のどこの部分を打ったか分からない場合があり、治療を行うために脳神経の専門の医療機関でMRI画像を撮るなどの検査が必要と判断される場合があります。無論、この検査で異常なしといわれる可能性もありますし、そのときに異常なしと言われていても後日何らかの症状が出て治療が必要になる可能性もあることから、交通事故後もしばらくの間は経過観察で様子を見ることになるでしょう。
治療は専門の医療機関でも接骨院などでも行える場合がありますが、MRI画像が撮れる医療機関は限られますので、接骨院などをメインでかかる場合は、その医療機関と両方を受診していくことになります。
交通事故時の検査や治療に必要な費用は、交通事故での示談内容にもよりますが、相手側に非がある場合は相手側が対応することになりますし、こちら側に責任が多いとされる場合は保険会社などに依頼することになります。いずれにしても原則健康保険証での受診はできないとされていますので注意が必要です。このことは医療機関だけでは無く接骨院などの治療でも同様です。
いずれにしても頭部の検査などは、事故後しばらく経ってから症状が出ることがあるので、一回診てもらってそれで終わりとなるケースはなかなかないのが現実です。しかもこの脳の検査費用は健康保険証が使えなければ1回に付き1,2万円程度かかるため一般的に高額であるため、保険会社との連絡等のやり取りが重要になります。

かもしれない運転ⅲ

前回、「かもしれない運転ⅱ」の続き…

プールで泳いだり、全身ずぶ濡れになりながら水遊びをするという行為は、大人になってもレアですよね。子供であれば我を失って興奮しちゃうのは無理もないことです。
そういう子供たちは、大きな声で注意をされるという経験も少ないので、しっかり顔みて声をかければ、こわかったり、恥ずかしかったりで、素直に反省してくれます。ところが、小学校高学年ともなってくると全然動じなくなってきます。

■小学校高学年~中学生
このぐらいの年齢になると、保護者同伴である場合の方がむしろ少ない傾向があります。
「小学校」という社会の枠でもさまざまなことを経験し、自信もついてきます。自信がついてくると「多少危ないことでもヘッチャラだよ」…ってなってきますし、大きな声で注意しても、とりあえず反省のフリさえすれば、その場はクリアーできるだろうと考える子が多いです。もっとも、常習犯は、イコール常連の子なので、実はかなり特定されてきます。では、こういう子を注意するときはどうするのが有効なのでしょうか?

まず自分のやっていることが悪いことなのかどうか理解していない場合が多いです。なので、しっかり理由を説明してあげると意外と納得してくれる傾向がありました。
自分さえケガしなかったら大丈夫だろう…と考えているのが彼らの主張なのです。 

  1. 「確かに君らはもう大きいし、ケガするようなヘマはしないかもしれないけど、ちっちゃい子が真似してケガしちゃうんだよね~」と周りに与える影響を考えて!と促す。
  2. 「もしそれで他のちっちゃい子をケガさせちゃうと最悪の場合、警察沙汰だよ~?」とえらく極端な例でおどかす。
  3. 「君、何年生?どこから来たの?どこの学校?…あのね、もう君の顔はしっかり覚えたから、今度やったらお家や学校に連絡するからね~」とその場さえごまかせば大丈夫と思っている子に釘をさす。

何にしても彼らのテンションを下げさせる手が有効でした。
一番よく効いたのは③でした。理由は一番リアルなビジョンが浮かんだはずです。
マニュアルでは「怒叱ったり、とにかく「威圧」して怖がらせてください。」…とあったのですが、①のように理由を説明すれば理解してくれる子は少なからずいたわけなんですよね。彼らの将来を考えれば「自分の行動について客観的に考える機会」を与えた方がひょっとしたら、今後に活かしてもらえるかもしれません。しかし結局のところ「その場さえよければ…」って考えていたのはむしろマニュアルの方だったのかも?

…まぁもっとも、私の場合は「怒叱る」という演技をすることは、ものすごくエネルギーを使うので、マニュアル通りやっていたら身が持ちません…あの炎天下でそれをやっていたら熱射病確定なわけです…割にあいません!…なので低燃費にやりたかったというのが本音だったりします。()
しかし、最も苦労したのは大人の皆さんでした~という話は次回にしたいと思います。

猛烈に迫りくる睡魔

今回は睡魔対策として、どう対処したらいいのかということにスポットを当てていきたいと思います。

■基本はやっぱり、体内時計!
体内時計は約24時間11分周期で変動する生理現象で、動物、植物、菌類、藻類などほとんどの生物に存在しています。これを司る遺伝子群をまんま「時計遺伝子」といいます。
「時計遺伝子」によって体内バランスは約24時間のリズムを刻んでいます。これらの小時計を統合するのが、脳の「視交叉上核」という所。ここにある「交感神経系」を通して全身のリズムを合わせているんですね。それが「体内時計」。
この「体内時計」はヒトの場合、24.5時間周期です。
そのままにしておくとドンドンずれていきます。そこでヒトは朝、日光を浴びることによって「体内時計」を「リセット」しているわけなんですね。

■体内時計を整える7ポイント

1.朝、光を浴びること
2.日中に光を浴びること
3.朝食をきちんととること
4.夕食を早めにとる
5.夜食は控える
6.寝る前には部屋を暗くする
7.深夜2~4時の睡眠を大事にする

■ご飯やパンなどの炭水化物をしっかりと取り、血糖値を上げ、体温を上昇
「朝バナナ」というダイエット法が一時期話題になりましたが、朝ごはんを食べる時間があったら1分でも多く寝ていたいという人は、バナナ1本だけでも食べておくと全然違うようです。バナナは腹持ちが良く、栄養たっぷりで、朝の活動のエネルギーをしっかり供給してくれます。チョコレートなども、脳のエネルギーとなる糖分などを摂取するのに手軽です。

■昼間に睡魔が襲って来た! 簡単に出来る解消法
1.息を吐くだけ簡単腹筋
2.ふとももの内側のエクササイズ
3.ふくらはぎのエクササイズ
4.アキレス腱のストレッチ
5.背中のストレッチ
眠気解消はもちろん、ダイエットにも効果があるそうです。

■最終手段はやはり仮眠!その効果的な方法は?
仮眠は「1分間」を数回、「20分間」を1回がベストとされています。
少しでも疲労を感じたら、こまめに1分間目をつぶって仮眠を取る方法です。もちろん1分間でぐっすり眠ることは難しいでしょうが、目をつぶってうとうとするだけでも効果があります。これを数回と、20分の仮眠をどこかのタイミングで1回取れば、脳のクールダウンができます。もし休日など二度寝する場合でも30分以上の仮眠は避けたほうがいいようです。30分以上の仮眠をすると、「睡眠慣性」が強くはたらき、起きた後もしばらく眠気が続いてしまいます。寝る前にコーヒーを飲んでから寝るとスッキリ目覚めることができます。(…スッキリというか、トイレに行きたくなって目覚める感じですね^^;)

いかがでしたでしょうか?こうしてみると、「規則正しく」っていうのが最大の基本のようですね。筆者的におすすめしたい方法として、「ガムを噛む」という方法があります。
1.アクビが出なくなり、集中力をあげることができます。
2.クチャクチャ噛んでいるだけで顔の筋肉運動になって顔のダイエット効果になります。
3.噛んでると唾液も出やすくなるので、歯の掃除ができて虫歯予防につながります。
4.空腹感を紛らわすことができ、喉の渇きも抑えられます。
また、仕事を分別してみるのもいいかもしれません。体を動かす作業なのか、事務作業なのか…眠くなる時間帯は体を動かす作業をして、眠気を発散していきます。事務作業でも効率アップを模索しながらやると、それがやりがいになって楽しくなることもあるかもしれないですしね。GWまで1か月を切りました!楽しい予定でも考えつつ、眠気に負けないで乗り切りましょうね!
今回はその睡魔対策として、どう対処したらいいのかということにスポットを当てていきたいと思います。

■基本はやっぱり、体内時計!
体内時計は約24時間11分周期で変動する生理現象で、動物、植物、菌類、藻類などほとんどの生物に存在しています。これを司る遺伝子群をまんま「時計遺伝子」といいます。
「時計遺伝子」によって体内バランスは約24時間のリズムを刻んでいます。これらの小時計を統合するのが、脳の「視交叉上核」という所。ここにある「交感神経系」を通して全身のリズムを合わせているんですね。それが「体内時計」。
この「体内時計」はヒトの場合、24.5時間周期です。
そのままにしておくとドンドンずれていきます。そこでヒトは朝、日光を浴びることによって「体内時計」を「リセット」しているわけなんですね。

■体内時計を整える7ポイント

1.朝、光を浴びること
2.日中に光を浴びること
3.朝食をきちんととること
4.夕食を早めにとる
5.夜食は控える
6.寝る前には部屋を暗くする
7.深夜2~4時の睡眠を大事にする

■ご飯やパンなどの炭水化物をしっかりと取り、血糖値を上げ、体温を上昇
「朝バナナ」というダイエット法が一時期話題になりましたが、朝ごはんを食べる時間があったら1分でも多く寝ていたいという人は、バナナ1本だけでも食べておくと全然違うようです。バナナは腹持ちが良く、栄養たっぷりで、朝の活動のエネルギーをしっかり供給してくれます。チョコレートなども、脳のエネルギーとなる糖分などを摂取するのに手軽です。

■昼間に睡魔が襲って来た! 簡単に出来る解消法
1.息を吐くだけ簡単腹筋
2.ふとももの内側のエクササイズ
3.ふくらはぎのエクササイズ
4.アキレス腱のストレッチ
5.背中のストレッチ
眠気解消はもちろん、ダイエットにも効果があるそうです。

■最終手段はやはり仮眠!その効果的な方法は?
仮眠は「1分間」を数回、「20分間」を1回がベストとされています。
少しでも疲労を感じたら、こまめに1分間目をつぶって仮眠を取る方法です。もちろん1分間でぐっすり眠ることは難しいでしょうが、目をつぶってうとうとするだけでも効果があります。これを数回と、20分の仮眠をどこかのタイミングで1回取れば、脳のクールダウンができます。もし休日など二度寝する場合でも30分以上の仮眠は避けたほうがいいようです。30分以上の仮眠をすると、「睡眠慣性」が強くはたらき、起きた後もしばらく眠気が続いてしまいます。寝る前にコーヒーを飲んでから寝るとスッキリ目覚めることができます。(…スッキリというか、トイレに行きたくなって目覚める感じですね^^;)

いかがでしたでしょうか?こうしてみると、「規則正しく」っていうのが最大の基本のようですね。筆者的におすすめしたい方法として、「ガムを噛む」という方法があります。
1.アクビが出なくなり、集中力をあげることができます。
2.クチャクチャ噛んでいるだけで顔の筋肉運動になって顔のダイエット効果になります。
3.噛んでると唾液も出やすくなるので、歯の掃除ができて虫歯予防につながります。
4.空腹感を紛らわすことができ、喉の渇きも抑えられます。
また、仕事を分別してみるのもいいかもしれません。体を動かす作業なのか、事務作業なのか…眠くなる時間帯は体を動かす作業をして、眠気を発散していきます。事務作業でも効率アップを模索しながらやると、それがやりがいになって楽しくなることもあるかもしれないですしね。GWまで1か月を切りました!楽しい予定でも考えつつ、眠気に負けないで乗り切りましょうね!

交通事故で首がだるい時の治療

交通事故で後ろから車をぶつけられ首をムチ打ちと診断されました。
しばらく病院に通院して、ムチ打ちの治療を受けていました。
初めの頃よりはかなり症状は改善したのですが、首のだるい感じがなかなか取れませんでした。
医師に相談してみると、レントゲンの画像を見る限り異常はないので問題ないと言われました。
しばらくしたら治るかと楽観的に考えて生活していたのですが、数ヶ月たっても首のだるい感じが取れず、場合によっては肩こりもひどい時が何日も続きました。
友人に悩みを相談すると、接骨院を紹介されました。
初めは接骨院というと骨をぽきぽき鳴らされるイメージだったので、正直なことをいうと接骨院に行くのが心配でした。
しかしながら、友人からよい接骨院だからと言われ、思い切って通ってみることにしました。
初めは、交通事故に遭ってムチ打ちの後遺症があるという話で治療とリハビリを行ってもらうことにしました。
何度か治療を受けていると、首のだるさがマシになっていることに気が付きました。
交通事故から1年近く経とうとしたころには殆どだるさは無くなっており、とても満足しています。
後から、交通事故でムチ打ちになった場合、何年も後遺症が残る場合があるということを教えてもらい、私は早めに治療していたため治りが早かったそうです。
接骨院を教えてくれた友人にも感謝ですが、懇切丁寧に説明してくれ施術やリハビリをしてくれた先生にもとても感謝しています。
先日、腰を痛めた友人がいたので、その先生を紹介することにしました。
それから数週間後腰の傷みはすぐに治ったそうで、先生の実力にとても驚いていました。
交通事故でショックもあったのですが、傷みやだるさは全くなくなり、肩こりも解消して本当に良かったです。

かもしれない運転ⅱ

前回、「かもしれない運転」の続き…
「見通しの悪い交差点で、角から急に誰かが飛び出してくるかもしれない。」「信号が赤になり右折の矢印が表示されたけど、車が直進してくるかもしれない。」
といった予測を張り巡らすことで、あらゆる危険を想定し、「用心」する心構えのことであると。でもこうした「用心」って何も車の運転だけに限らないよね…と、確かにみんな「用心」して事故やトラブルが減ったら素晴らしいことだけど、誰でもできるわけではなく、経験のデータがなければ「用心」できないのではないか…と、それが凄く実感できた現場が「市民プール」だったわけです。
実生活において全身が水に浸かる機会なんて、そうそうないですよね。
お風呂には浸かるかもしれないけど、泳ぐほどのスペースはありませんし、潜るというほど水深もありません。また大の大人の方であっても「学校の授業以来、泳いでないよ」という場合があったしても変じゃないです。年がら年中スポーツクラブなどで定期的に泳いでいる人ならプールで泳ぐ行為は日常的ですが、そうでもなければ、極めてレアなわけです。つまり、プールに入るということはそれ自体がその人にとって珍しい行為なんじゃないかなと…「プールで遊んでデータ」は例え大人であっても充実してないと思うのです。

これは何を意味しているのかというと、大人であっても子供であっても、プールに泳ぐとなればテンションが妙に高ぶってくるし、「データ」も少なく場馴れしているわけでもないので客観的に周りを見ることができない。「かもしれない運転」ができなくなるんですね。
私が監視員をしていて遊泳をしにきた人を観察していたときに、世代別で「特徴」を見ることができ、世代別でそれに相応しい「注意の仕方」があるのだなと気づきました。

■保育園~幼稚園(推定年齢3歳~5歳)
水で遊ぶこと、泳ぐこと以外にも、外で走り回って遊ぶこと、あらゆることが未知なため、我を忘れてはしゃいでる子がほとんどというか…これは仕方ないですよね。親さんが付き添っている場合がほとんどなので大事になることは少ないですが、親さん共々目が離せない場合もありました。
叱る場合は、親さんも近くにいるのでオブラートに声をかけます。

■小学1年生~4年生(推定年齢6歳~10)
このぐらいの年齢になると一人で遊びにやってくる子も何人か見かけました。親さんも託児所代わりに利用される方もチラホラみえました。それでも危機管理できる年齢じゃないですよね。無意識のうちに走り、飛び込みます。「飛び込んじゃダメだよ~」「うん、わかった」じゃっぼ~ん!「・・・・・」といった具合に注意しても、理解されてない場合が多々ありました。
こういう子達を相手にする場合は、大きな声で注意すること。怒鳴らなくても、その子の方を向いて大きな声を出せばOK!自分が注意されたんだなと気づいてもらえればOKです。
以後、自分は監視されてるんだなということを理解するので、こちらの存在を意識しながら行動してくれるようになります。もちろん、そうじゃない子もいましたが・・・。

さて、プール監視マニュアルでの叱り方では、とにかく大きな声で注意したり、とにかく「威圧」するようにとのことばかり書かれていました。
確かに全く効果が見込めないわけではないと思いますが、この方法に頼りすぎるのは得策ではないと私は考えました。特に小学校高学年になってくると、それでは不十分になってくるのです。ではどうしたらいいのでしょうか?…それはまた次回に!

春暁

さて、早いもので4月になりましたね!
この時期はとにかく眠い!眠いのは気合いが足りないだとか、集中力が足りないとか、確かに言うのは簡単なのですが、中国の唐の時代の詩人、孟浩然の『春暁』で「春眠暁を覚えず」というように、大昔からこの時期はとにかく眠い!眠いものは眠いのです!
しかし、「ボクはもう疲れたよ…なんだかとっても眠いんだ…」とうなだれている少年がいたら、即救急車を呼んであげてください!…そんな話はさておき、この時期を襲う睡魔の正体には大きく3つの医学的根拠があるようです。

■日が長くなり、軽い時差ボケを起こしている
季節によって睡眠・覚醒のリズムが異なることが分かっています。
夏は、就床時刻と起床時刻が早まり、総睡眠時間が短くなります。
多くの人が慢性的な睡眠不足に陥っていますから、睡眠時間が削られてさらに睡眠不足がひどくなるため、朝や日中の眠気が強くなります。

■暖かくなると脳への血流が減ってしまう
春は、一日のサイクルでは「朝」に相当する季節です。
冬の寒い時期を乗り越えるために蓄えられていたエネルギーが春になって一気に消費され、新陳代謝が活発になっていきます。このことで血液がカラダのすみずみまで行き渡り、皮膚や髪を新しく作り替えるようになるわけです。抜け毛や皮膚の剥がれ落ちがいつもよりも多くなります。また、血流が冬の寒い時期よりも胃腸に集まり消化活動を促進されるため、食欲が増進します。結果として脳に行く血流が一時的に減ってしまい、脳が酸素不足になって眠気を感じるようになってしまいアクビを頻発したり、ウトウトしてしまうんですね。

■自律神経が季節の変化に追いつけない
春の気候の特徴は暖かくなったり寒くなったり、激しい「変動」を繰り返して少しずつ気温が上昇していきます。それに対して自律神経はその「変動」についていくために体のバランスを必死に調整しようとするんですが、例年この作業に手を焼いているわけなのです。
このことで昼の活動モード、夜のリラックスモードの切り替えがうまく行かないと、昼にリラックスモードになってしまう可能性があります。特に、春の暖かくて心地良い気候では、自律神経系の中でも緊張を和らげリラックスをする副交感神経系の働きが優位になりやすい傾向があります。こういう状況下だと、「深夜テンション」になりやすく、軽率な行動をとりやすくなったり、大きなミスをしでかしちゃったりするなどのリスクが付き纏います。
実際問題、眠くてしょうがない時は確かに仮眠をとるのが一番の方法だったりするわけですが、実際そうも言っていられないんですよね~。

 

かもしれない運転

みなさんは「かもしれない運転」というものを聞いたことがありますか?
自動車学校で教わったかどうか、おそらくは教わったことだろうと思うのですが、(もちろん、私は全然覚えていません。)
どういうものかと言うと、未然に交通事故にならないように「用心」することですね。
「交差点で急に子供が飛び出してくるかもしれない」だとか「急に前の車が車線変更して追突するかもしれない」といったことをシュミレーションしておくことで、予測の網を張り巡らせておく考え方のことです。
この「かもしれない運転」は「運転」とつくので、「運転テクニック用語」っぽいですが、何も「自動車運転」に限定されることではなくて、日ごろから何気に繰り広げられていることなんじゃないかなと思います。
でも、昔から意識的にやってきたことだったか?と言われると、決してそんなことはなかっただろうと断言できます。つまり、「かもしれない」という予測は経験・記憶といった「データ」がないとやれないことなんですよね。
仮に未知なるショッキングな出来事や一生の不覚な大失敗をしても、「こんな目に遭うのは二度とごめんだ!」と脳裏に焼き付け、未来の教訓として「データ」に残し、それを分析し対処法を練ればそれは「知恵」となり、その「知恵」はその人を大きくレベルアップさせることができるというわけなのです。

ちょっと昔、「プールの監視」という仕事をしたことがあります。見張り台からメガホンをもって「プールサイドは走っちゃダメだよ」だとか、「飛び込まないでね~」と執拗に注意する、あの仕事ですね。ぼ~っとできるんじゃないかな~と思っていたのですが、とんでもなかった…。「かもしれない運転」の連続で監視台からハラハラしながら見守るお仕事でした。子供たちって本当に「データ」がないから、「かもしれない運転」が心底できないものなのです。
「こう走ったら、こう滑って転ぶかもしれない」とか「確認もせずに飛び込んだら、そこに人がいて激突するかもしれない」だとか、「人を怪我させてしまったら、とてつもなくヤバイことになるかもしれない」だとかっていう「かもしれない」が全くできません。
まあ確かに、「監視員」というポジション上、仕事でその場にいるわけですから、「遊びにきた~」というハイテンションさは露程もありませんし、むしろ暑さと倦怠感で常にローテンションなわけです。だからこそ客観的に周囲を「かもしれない運転」で見守ることができるのかもしれません。

年齢を問わず「わ~い、遊びに来たぞ~」「よし!ルールをしっかり守って安全に遊ぼう!」という殊勝な思考回路の人物はなかなかいらっしゃらないだろうと思います。
しかし、監視をやってますと、やはり歳を重ねるごとに「データ」が積み重ねられてきて、世代別に特徴的な「思考パターン」を観察することができました。
その「思考パターン」と並行して、子供たちの「叱り方」も年齢別に効果的な方法があるのですが、そこはまた次回に!